SPBS

本と編集の総合企業SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)の公式noteです。SPBSからのお知らせやスタッフのインタビュー、イベントやスクールのレビューを投稿します。

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マガジン

  • SPBS編集部「本が読めない」

    17本

    出版する本屋・SPBSの編集部メンバーによる連載です。毎週金曜日更新(間に合わない日もあるかもしれない)。交代で自由にゆるゆると、誰に語るでもないひとりごとを呟きます。

  • SPBS THE SCHOOL

    16本

    SPBS THE SCHOOLは、あらゆるものごとを編集する企業・SPBSが主催し、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリー(実験の場)です。

  • SPBSインタビュー

    17本

    SPBSの店舗や編集部のスタッフインタビューをまとめています。

  • イベントレポート

    7本

    これまでに開催したイベントやスクールのレポート記事をまとめています。

  • SPBS編集ワークショップ2023

    11本

    1冊の雑誌づくりを通して編集の醍醐味を体感する連続講座「SPBS編集ワークショップ 2023」の受講生によるレポートです。

リンク

記事一覧

    • 固定された記事

    今、コーヒーショップをはじめるには。コーヒーの街・奥渋谷で学ぶ、店づくりの秘訣

    カフェや、コンビニなど街中のさまざまな場所で提供され、手軽に日常に取り入れられるようになったコーヒー。 中でも良質なコーヒーにこだわったコーヒーショップや、小さなスペースで営業するコーヒースタンドは、地域の憩いの場であり、雑談する場としても機能しています。 私たちSPBSも、2020年に豊洲店に新業態としてカフェラウンジをオープンして以来、本屋とはまた異なるお客さまとのコミュニケーションやつながりを実感してきました。 この度、本屋の学校・SPBS THE SCHOOLでは

    • 固定された記事

    今、コーヒーショップをはじめるには。コーヒーの街・奥渋谷で学ぶ、店づくりの秘訣

    • 水の音が聴こえる盛岡の街で

      2時間10分だった。 東京駅を9時36分に出発し、はやぶさ13号に乗って11時46分に着いたのは盛岡駅だ。なんと言っても驚いたのは、東京駅から盛岡駅までの移動時間の短さ。最速のダイヤだったようで、お昼前には盛岡駅の壁面に設置された、石川啄木の「もりおか」の文字を見ることができたのである。なんなら体感の乗車時間はもっと短かったように思う。 今回初めて盛岡に訪れたのだが(岩手県自体が初めて)、関東で暮らしている自分にとって東北地方、特に仙台より北はなんとなく「ものすごく遠い地

      水の音が聴こえる盛岡の街で

      • いつも心に中村慎森

        先日、29歳の誕生日を迎えた。 誕生日や新年が訪れるたびに聞かれる質問の中で、いつも答えに窮するものがある。それが「抱負」だ。誕生日なら生まれた日、新年なら元日、それぞれのタイミングで、「29歳の抱負はありますか?」「今年の抱負はありますか?」など、その年の決意や計画を表明することが迫られる。そして、誕生日や新年を機に何か新しい気持ちを持つという前提が、29年生きてきた今でもなかなか受け入れられずにいる。 日付を記号だと思っているため、年齢や元号が変化しても「数字が増えた

        いつも心に中村慎森

        • 『虎に翼』世代の女子たちが夢中になって読んでいた、昭和5年のお宝雑誌を発掘

          今期の朝ドラ『虎に翼』が、とてもおもしろい。 さまざまな場面で苦労を強いられる、強いられてもそんなものだと思って気づくこともない女性の立場の弱さに「はて?」と立ち止まって疑問を抱き、さまざまな困難を乗り越えながら、法を力に立ち向かう女性たちが、とてもかっこよい。かつては司法試験すら受けられなかった、裁判官にはなれなかった、育休制度もなかった、結婚すれば「無能力者」という立場だった“無数の彼女たち”の営みが積み重なっていまがあるのだと思うと、心から「ありがとう」と言いたくなる

          『虎に翼』世代の女子たちが夢中になって読んでいた、昭和5年のお宝雑誌を発掘

          • いつの時代も憧憬の地となって

            2022年のゴールデンウィークは、福島県を回ってみたいと考えた。結果からお伝えすると、東京駅から出発して新白河(白河)、郡山、会津若松、福島・飯山温泉、浪江町・双葉町、いわき・湯本温泉を訪れることができた。 福島県に入ってからは、公共交通機関(主に電車)で移動したいと考えていたので、初めは東京から一番近い、福島県側の新幹線の駅を調べた。おのずと、最初の到着地は白河の街に決まった。 もちろん、経由地としてただ通り過ぎてしまうのはもったいないので、ぜひ観光しようとマップを見な

            いつの時代も憧憬の地となって

            • 体系に回収されない言葉

              編集の仕事をしていると、制作する誌面や記事において、文章の正確性や論理の整合性などをしっかりと確認しなければならない機会が多い。事実にそぐわない内容を盛り込んだ記事をつくったり、インタビューをした相手の本来の意図や心理とは異なる表現をしたりしてしまわないよう細心の注意をはらい、関係者とのできるだけ正確なコミュニケーションを心がけて意思疎通をはかる。 仕事でそのような正しい情報や論理の文章に触れていると、基本的に文章というものはそれしか許されないものなんじゃないかと思ってしま

              体系に回収されない言葉

              • 歌集の表現を自由に楽しむことで、自分を見つめ直す【歌集編集ワークショップ[第2期]企画者インタビュー:後編】

                ▼ 前編はこちら 歌集の表現の幅広さを学び、「自分の歌集」をつくる──講座で印象に残っているエピソードはありますか? 鈴木:第6回以降の回に講師としてご登壇いただいた小島なおさんの講義です。小島さんはミニ歌集の編集者でありながら、一人の歌人として著者である受講生に寄り添う立場でも制作をサポートしていただきました。 第6回で「啓発本など誰かの知識の参考になる本を作るならまだしも、自分のポエムを本にして晒そうとする精神、皆さんシラフじゃ耐えられないでしょう?」と、笑顔でお話

                歌集の表現を自由に楽しむことで、自分を見つめ直す【歌集編集ワークショップ[第2期]企画者インタビュー:後編】