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SPBS編集部「本が読めない」

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出版する本屋・SPBSの編集部メンバーによる連載です。毎週金曜日更新(間に合わない日もあるかもしれない)。交代で自由にゆるゆると、誰に語るでもないひとりごとを呟きます。
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記事一覧

『虎に翼』世代の女子たちが夢中になって読んでいた、昭和5年のお宝雑誌を発掘

今期の朝ドラ『虎に翼』が、とてもおもしろい。 さまざまな場面で苦労を強いられる、強いられ…

SPBS
5日前
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夏恒例! 浅草で本好きが踊り狂い、財布は軽くなった(BOOK MARKET記録)

夏の浅草の恒例、アノニマ・スタジオさん主催の「BOOK MARKET」。本のつくり手が集い、自慢の…

SPBS
3週間前
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いつの時代も憧憬の地となって

2022年のゴールデンウィークは、福島県を回ってみたいと考えた。結果からお伝えすると、東京駅…

SPBS
1か月前
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敗者に光が当たるとき──忘れられない銀メダル

 勝ち方を身につけることは、簡単ではない。けれども、それよりはるかに難しいのは、負け方、…

SPBS
2か月前
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体系に回収されない言葉

編集の仕事をしていると、制作する誌面や記事において、文章の正確性や論理の整合性などをしっ…

SPBS
2か月前
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待ち時間

家から坂の麓に降りてちょっとだけ歩いたところに、踏切がある。 これが本当に鬱陶しくて、…

SPBS
3か月前
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自然と歴史への感銘。そして今を捉える。

1日のはじまりはロープウェーから その日は姫路駅や姫路城より北に位置している、書寫山圓教寺にロープウェーで向かうことから始まった。前日に姫路駅に着き、雨がぱらぱらと降ったりやんだりする中、北口から凛としたその姿をのぞかせる白鷺の城まで一直線に進んだ。 今回の旅の目的は「姫路城」と「竹田城跡」である。竹田城跡は兵庫県朝来市にあり、雲海が見られることでも有名な史跡だ。大学時代からの友人とふたりで、数年前の年末に現地集合で旅行を計画した。 書寫山圓教寺に訪れることは、友人の提

虎に翼を、私に言葉を。「自分を曲げない」ということ。

(ネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください) NHK朝ドラ『虎に翼』に毎週毎朝、…

SPBS
4か月前
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庭のような場づくり

週に一度、SPBSのメディア事業部内のメンバーで30分ほど対話の時間を設けている。対話のテーマ…

SPBS
4か月前
31

沈丁花の香りで思い出す亡き母とその母のこと

通りすがりにどこからともなく漂ってくる、甘酸っぱい華やかな香りを感じると、あぁ、またこの…

SPBS
6か月前
60

伊豆の聖地で写真フォルダが茶一色になった

毎年、新春に楽しみにしているニュースがある。 「カピバラ長風呂対決」の結果である。 全国…

SPBS
7か月前
32

寒さを吹き飛ばす、癒やしの⾷事をおでん屋で

島根県松江市にある、おでん屋さんに訪れたのは2022年が明けてからすぐだった。少しずつ新しい…

SPBS
7か月前
22

ポッドキャストの聴き心地

イマジナリーフレンドとしてのポッドキャスト 数年前からポッドキャストをよく聴いている。…

SPBS
8か月前
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スマホ追いかけてタクシーで130キロ出した話

こんにちは、インターン生の飯野です。 皆さんはタクシーを利用したときに死を覚悟したことはありますか? 今回は、私がとあるイベントに参加したときの体験談をつづります。 ちょうど1年ほど前(当時19歳)、私はあるイベントのため、2週間弱エジプトにいました。そのイベントで長編動画を撮るプロジェクトに参加し、私は撮影係として女子2人、男子2人の仲間と現地に向かいました。期間中はいい感じな一棟貸しの宿に泊まり、日中はひたすら取材や現地の様子をカメラと最新のスマホで撮っていました。