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本と編集の総合企業SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)の公式noteです。SPBSからのお知らせやスタッフのインタビュー、イベントやスクールのレビューを投稿します。

マガジン

  • SPBS編集部「本が読めない」

    出版する本屋・SPBSの編集部メンバーによる連載「本が読めない」の記事をまとめています。毎週金曜日更新(間に合わない日もあるかもしれない)。交代で自由にゆるゆると、誰に語るでもないひとりごとを呟きます。

  • イベントレポート

    これまでに開催したイベントやスクールのレポート記事をまとめています。

  • SPBS THE SCHOOL

    SPBS THE SCHOOLは、あらゆるものごとを編集する企業・SPBSが主催し、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリー(実験の場)です。

  • SPBS編集ワークショップ2023

    1冊の雑誌づくりを通して編集の醍醐味を体感する連続講座「SPBS編集ワークショップ 2023」の受講生によるレポートです。

  • SPBSインタビュー

    SPBSの店舗や編集部のスタッフインタビューをまとめています。

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記事一覧

ことばの近さや遠さについて

物体や景色は、主に言語を介して連想されることが多い。もちろん断片的にはなってしまうけれども、言語はそれらに宿っている感覚的な情報をできるだけ近しく写し取る方がい…

SPBS
5か月前
31

【企画担当者に聞く!】なぜ、あらゆる職業に「編集的思考」が求められるのか。「編集のレッスン 第2期」アーカイブ受講間も無く…

🔼 第1回の水島七恵さんによるレクチャーパートの冒頭約15分を、11/30までの期間限定で特別公開中です! ──編集のレッスンは工藤さん肝入りの企画ということで、編集部…

SPBS
5か月前
24

ゆるっと新企画スタート。SPBSの編集部の連載「本が読めない」

SPBSは企画編集会社。本を店舗で「売る」だけでなく、本を「作る」仕事もしています。 編集部ではSPBS創業当初から、奥渋谷の本店と地続きのガラスの奥の空間を拠点に、…

SPBS
5か月前
43

本屋による食の講座に参加したら、おいしいの辞書がつくれちゃう?!【前編】

 第1回は「旅する料理人」三上奈緒さんの講義。  完全に盲点でした。おいしいを考えるためにまずいを考えてみる。子どものまずいを本当にまずいのではないかと真に受け…

SPBS
6か月前
28
ことばの近さや遠さについて

ことばの近さや遠さについて

物体や景色は、主に言語を介して連想されることが多い。もちろん断片的にはなってしまうけれども、言語はそれらに宿っている感覚的な情報をできるだけ近しく写し取る方がいい。「いい」というか、ことばを解体した際には、子音や母音の特徴、動かす口の様子、発声や発音における傾向等にその近しさが反映される、みたいなことが『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(以下、『言語の本質』)に書かれていた。

たとえ

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【企画担当者に聞く!】なぜ、あらゆる職業に「編集的思考」が求められるのか。「編集のレッスン 第2期」アーカイブ受講間も無く締切

【企画担当者に聞く!】なぜ、あらゆる職業に「編集的思考」が求められるのか。「編集のレッスン 第2期」アーカイブ受講間も無く締切

🔼 第1回の水島七恵さんによるレクチャーパートの冒頭約15分を、11/30までの期間限定で特別公開中です!

──編集のレッスンは工藤さん肝入りの企画ということで、編集部も準備段階から横目で気合いを感じていました。今回は第2期ということですが、そもそもなぜ「編集のレッスン」が生まれたのか、講座を企画した経緯について教えてください。

工藤:最近の編集者の仕事って、「紙媒体やウェブメディアにおける

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ゆるっと新企画スタート。SPBSの編集部の連載「本が読めない」

ゆるっと新企画スタート。SPBSの編集部の連載「本が読めない」

SPBSは企画編集会社。本を店舗で「売る」だけでなく、本を「作る」仕事もしています。

編集部ではSPBS創業当初から、奥渋谷の本店と地続きのガラスの奥の空間を拠点に、本や雑誌、ウェブメディアなどさまざまな媒体の編集を行なってきました。

コロナ禍以降はフルリモートとなり、メンバー同士顔を合わせることはめっきり少なくなりましたが、オンラインでコミュニケーションを取りながら、日々業務に取り組んでい

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本屋による食の講座に参加したら、おいしいの辞書がつくれちゃう?!【前編】

本屋による食の講座に参加したら、おいしいの辞書がつくれちゃう?!【前編】

 第1回は「旅する料理人」三上奈緒さんの講義。

 完全に盲点でした。おいしいを考えるためにまずいを考えてみる。子どものまずいを本当にまずいのではないかと真に受けてみる。鳥や虫の眼差しでおいしいを眺めてみる。「当たり前って当たり前じゃないかもよ?」そう投げかける三上さんのおいしいは世間の当たり前を軽々と飛び越えて、でもとても腑に落ちる感覚がありました。

 一番印象に残ったのは、まずかったものの話

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