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本と編集の総合企業SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)の公式noteです。SPBSからのお知らせやスタッフのインタビュー、イベントやスクールのレビューを投稿します。

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  • SPBS編集部「本が読めない」

    出版する本屋・SPBSの編集部メンバーによる連載です。毎週金曜日更新(間に合わない日もあるかもしれない)。交代で自由にゆるゆると、誰に語るでもないひとりごとを呟きます。

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    SPBS THE SCHOOLは、あらゆるものごとを編集する企業・SPBSが主催し、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリー(実験の場)です。

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    1冊の雑誌づくりを通して編集の醍醐味を体感する連続講座「SPBS編集ワークショップ 2023」の受講生によるレポートです。

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敗者に光が当たるとき──忘れられない銀メダル

 勝ち方を身につけることは、簡単ではない。けれども、それよりはるかに難しいのは、負け方、負けの受け入れ方ではないだろうか。  スポーツでも、選挙でも、勝敗がつく…

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2か月前
33

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家から坂の麓に降りてちょっとだけ歩いたところに、踏切がある。 これが本当に鬱陶しくて、踏切が一度下りてしまうと、必ず3、4本ぐらい連続で電車が来る。おまけに最後…

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2か月前
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敗者に光が当たるとき──忘れられない銀メダル

敗者に光が当たるとき──忘れられない銀メダル

 勝ち方を身につけることは、簡単ではない。けれども、それよりはるかに難しいのは、負け方、負けの受け入れ方ではないだろうか。

 スポーツでも、選挙でも、勝敗がつくような戦いでは、勝てば達成感も得られるし、周囲からの祝福や称賛も受ける。勝つ者がいれば、必ずその反対側に、負ける者もいる。負けて悔しい目の前で、勝者が喜び、周囲が称える姿を見ることは、どんなにつらいことだろう。メディアが入る勝負ならばなお

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待ち時間

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家から坂の麓に降りてちょっとだけ歩いたところに、踏切がある。

これが本当に鬱陶しくて、踏切が一度下りてしまうと、必ず3、4本ぐらい連続で電車が来る。おまけに最後の1本に限って、ものすごく長くて遅い電車だったりするので、たちが悪い。
それでも、すぐ隣にある歩道橋を使うとなんだか負けた気持ちになるので、私はなるべく真っ向勝負をするようにしている。

高校生の頃、遅刻常習犯だった私は(今考えてみれ

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