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デザインの役割は“生命力”を高めること? 雑誌を「死なせない」ために必要なのは“空気”
7月22日、SPBS編集ワークショップ2023の第7回目が開催された。今回は、講師にデザイナーの佐藤亜沙美さんが迎えられ、テーマは「本と雑誌におけるデザインの役割とは」。前半は講義、後半はワークとして、受講生が実際に思考マップと呼ばれるシートに取り組む。
印象に残った佐藤さんの言葉が2つある。まず、「読者は、ごくごく飲みたい情報を欲しがっているはず」という言葉だ。何となく、植物に水が降り注ぐ
「どの現場にいても、自分の存在を肯定できる仕事」──編集者・水島七恵さんに訊く、編集の可能性と扱い方 後編
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自分との接点を見出す力を身につける
──「編集のレッスン」のナビゲーターを依頼された時、どんな心境でしたか?
水島さん:SPBSさんへの信頼があったのでうれしかったですし、光栄でした。私にとって、渋谷の雑踏を抜けて奥渋谷まで歩き、夜にふっとSPBS本店で自分の時間を過ごすのが日常の中の句読点でした。それに、SPBSさんは会社として「本と編集の総合企業」と謳っていらっしゃいま
「編集とは、要素と要素のあいだをつなぐ技術」──編集者・水島七恵さんに訊く、編集の定義と仕事への向き合い方 中編
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──「編集とは、どんな仕事なのか」がよく分からない人は多いかと思います。水島さんのホームページには「文脈を立ち上げること」と書かれていますが、どのように編集観を掴んできましたか?
水島さん:20代の頃は「〇〇に会いたい」「私はこれが面白い」というような自分の欲望がそのまま取材や企画に直結していましたが、やはり編集業はそれだけでは成り立たないんですよね。編集を自分主体として捉え
「ヴィジュアル系バンドから宇宙科学に至るまで」──編集者・水島七恵さんに訊く、仕事の原点とあゆみ 前編
ヴィジュアル系バンドにハマり、音楽の仕事を志した学生時代
──さっそくですが、水島さんが編集の仕事に就くきっかけや原点を聞かせていただけますか?
水島さん:原点は10代にさかのぼりますが、私は音楽と雑誌が大好きでした。実は当時、アトピー性皮膚炎によって肌がすごく荒れていたことをきっかけにいじめにあっていたので、学校に居場所がなかったんです。それでも仲の良かった友だちが好きなバンドをオススメして