創業15周年記念!みなさまから「#本の力を感じた一冊」を募集します!
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)は、おかげさまで1月26日に創業15周年を迎えます。これを記念して、1月13日より「SPBS BOOKTALK FESTIVAL」を開催しています。
SPBS BOOKTALK FESTIVALは「みんなで、本の話をしよう。」をテーマに、SPBS各店とオンラインで、トークイベント・読書会・ワークショップ・ブックフェアといった、さまざまな形での「ブックトーク」を実施していく祭典となっています。
今回はその中の企画の一つ、ハッシュタグキャンペーン「#本の力を感じた一冊」をご紹介。ただいま、「本の力を感じた一冊」をコンセプトにSNSと店舗の連動キャンペーンを実施中です(2/12まで)。この企画に関連して、ブックトークのゲストやSPBSスタッフが選んだ「本の力を感じた一冊」を、それぞれのコメントのPOPをつけて各店(本店・虎ノ門店・豊洲店)で展開しています。
みなさまの「本の力を感じた一冊」は、どんな本ですか? ぜひ教えてください。Twitter、Instagram、フォームで募集しています。詳しくは下記まで。投稿いただいた中から、SPBSスタッフが特に印象に残ったものについては、ご本人の許可を得た上で、SPBS公式noteなどでの掲載を予定しています。
まずは、SPBSスタッフが選んだ「本の力を感じた一冊」の中から5冊をご紹介します。それぞれの本への思いを感じていただけるとうれしいですし、みなさまの投稿の参考になればと思います。
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『一汁一菜でよいという提案』 土井善晴 著 新潮社
家族との思い出は、家の中でのことばかり。大正生まれの曽祖母から自分たち孫までが食卓を囲む家庭で、日々愛情をたっぷり注いでくれていたこと。ウニでも松茸でもなく一緒に食べるご飯が幸せなんだと作り続けてくれたこと。東北の実家を離れてちょうど10年、今でも苦しいときは手作りのご飯を食べると安心します。人生の土台をつくってくれた家族に思いを馳せながら読みました。(豊洲店・関)
『傷を愛せるか』 宮地尚子 著 筑摩書房
精神科医である宮地尚子さんによるエッセイ集。日々の暮らしから丁寧に思考される傷と向き合うということ。冷静でありながら真摯で思慮深い文章で記される日々の記録は読むとささくれだった気持ちが落ち着いていくような気がします。この本があるというだけで心強くなる、穏やかで優しいエッセイです。(本店・KR)
『シカゴ育ち』 スチュアート・ダイベック 著 柴田元幸 訳 白水社
遠い街のいつかの小さな男の子が感じた、音、匂い、湿った空気、ひんやりした床の質感。淡々とした描写の中に情景がありありと浮かんでくるような文章の力、翻訳の技を味わえる一冊です。10代の自分は、文字の向こうに広がる誰かの人生の手触りを通して、孤独や後悔を携えてそれでも人生は続くのだと教えてくれる作品に助けられました。(本部・加藤)
『読書の日記 本づくり スープとパン 重力の虹』 阿久津隆 著 NUMABOOKS
でかい本はいい。「ただ長い時間が経った」というそれだけでなにかグッとくるものがあり、日記という体裁が束になるとそれを物理でも実感できる。思い出という意志を孕まないものから順番に記憶は薄れていくが、忘れてしまった、それでもたしかに助けられてきたであろう膨大な過去のよわい局所的ワンシーンにいつでも接近しなおすことができる。(虎ノ門店・大貫)
『未知を放つ』 しいねはるか 著 地下BOOKS
世の中のいわゆる「普通」からなんだか置いてけぼりで、あらゆるコンプレックスに塗れていた時に読んだ一冊。何もかも明瞭にしなくていい、ただそこにあるものとして存在することに当時すごく安心しました。コンプレックスと対峙する日々は思わず強張ったり苦しさもありますが、最近は生きるのも悪くないなと思っています。(豊洲店・杉本)
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ハッシュタグキャンペーン「#本の力を感じた一冊」では、まだまだみなさまからの投稿をお待ちしております。詳細はこちら。
<参加方法>
▶︎Twitter
▶︎Instagram
▶︎投稿フォーム
いずれかのプラットフォームから「#本の力を感じた一冊」をつけて(Twitter、Instagramの場合)、本のタイトルと選んだ理由・おすすめ理由・どんな力を感じたかなどを投稿してください。
<期間>
2023年2月12日(日)23:59まで
迷った時に導いてくれた本、絶望の淵で希望を与えてくれた本、知らない世界を教えてくれた本、想像の楽しさを教えてくれた本……。あなたが本の力を感じたのは、どの一冊ですか? 分かち合い、語り合い、本が持つ力をたっぷり味わいましょう。
みなさまからの投稿をお待ちしております!